2012年3月11日に寄せて

今日をどのように過ごすか、ひとりひとりが考えたことと思う。
私は、日比谷公園で行われたPeace On Earthに参加してきた。

犠牲になられた方への黙祷と、未来を考える場。

12:00。後藤正文さん
後藤さんの歌は力強く、またしても圧倒されてしまった。
そして自分なりの方法で意見を伝えたり、被災地の支援をする姿勢に、
焦燥感を感じずにはいられなかった。

13:00。
昼ごはんを食べながら、政治や原発や地震について話し合う。

14:46。
C.W.ニコルさん、坂本龍一さん、後藤さん、岩井俊二さん、主催者の方、参加者の方と、
一緒に黙祷をささげた。

黙祷の間、2011年3月11日のことが思い出された。

3月10日の前震に気づかなかったことを笑われていた私は、
「今度は気づいているよね?」と職場の人と笑い合っていた。
そうしたら、どんどんと揺れが激しくなった。

皆一斉に机の下にもぐった。
長すぎる揺れに机の下でずっとおびえていた。
机の上の書類が落下し、引き出しが飛び出してきた。

揺れがおさまったあと、同期や仲の良い先輩の顔を見たらほっとして涙が出た。

大きな余震のあと、近くのお寺に避難した。
職場に戻ったのは、陽が落ちかけた夕方だった。
TVをつけると、巨大な津波が田畑を飲みこんでいた。
宮城県名取市に実家がある方が言った。

「あの辺りに友だちが住んでいた気がする」

この言葉が何よりも印象的で、震災後何度も思い出した言葉だ。
そして今日も。

この日予定されていた職場の人との女子会はもちろん流れ、
私は同期と徒歩で帰路についた。
近くに住む同期がいたことは、本当に心強かった。

2時間足らずで家に着いたときの安堵感は今でも覚えている。
家の中には、本やコーヒーメーカーが散らばっていたが、大きな被害はなかった。
そして、改めてテレビをつけて、被害の甚大さを知った。

生まれて初めて、ぬいぐるみと一緒に寝た夜だった。


震災後、いろいろなことを考えるようになった。
原発のこと、エネルギーのこと、政治のこと、報道のこと・・・
選挙にも、今までより真剣に向き合い、確実に投票に行くようになった。

これからは、もっと行動に移すこと。
この気持ちや記憶を色あせないようにすること。

考えていることについては、また改めて書こうと思う。

思い出を救う

ご無沙汰しておりました。
すっかりツイッターばかりになってしまっていたのと、
スカイプくらいでしかPCを使わず、ブログから遠のいていました。

でも、どうしても残しておきたいことがあって、久しぶりにアクセスするブログのマイページ。
消えていなくてよかった。


先週、会社で行っている写真洗浄のボランティアに参加してきた。
津波に浸かった泥だらけの写真を洗って、被災地にお返しするプロジェクト。
自分の好きな形で、被災地のために微力ながらお手伝いができて、本当に充実した1日だった。


写真を洗って、乾かす。
中には泥と一緒に大事な画像が流れてしまうことがあり、神経を使う。
4か月近く経っているので、既に画像が消えてしまっているものや、ポケットアルバムに貼りついているものも。
半分以上消えていても、顔が残っていれば丁寧に洗う。
中には驚くほどきれいな状態で残っているものもあり、プリント写真の力を実感する。


洗浄作業中みんなの口から出る言葉は、「無事でいてくれますように」


この写真のあの人は今どこにいるんだろう。
避難所だろうか。
仮設住宅だろうか。
自宅が無事で、自宅に戻っているといい。

中には古ぼけた写真もいっぱいあった。
この写真のあの子は、今大人になっているのだろう。


写真を見ると、本当に東北で起きた出来事なのだと痛感する。

宮城県立○○高等学校卒業式、
宮城県○○合唱団、
漁船の製造風景・・・

被災地に行っていない私にとってはどこか夢の中の出来事に感じることがあるのだけど、写真に写された真実を目の前に、現実であることを再確認する。


当たり前のことだが、写真を撮るときの大半は、幸せなとき、うれしいとき、楽しいときだ。
写真の中には、人生の大切な瞬間がしっかりと刻まれている。

結婚式、
孫の誕生、
同窓会、
家族での何気ない日々・・・

家が流されるのもかなしいけれど、思い出が流されるのもかなしい。


洗った写真は、現地のボランティアを通して、持ち主に返される。
(現地の会場で展示し、持ち主が取りに来てくれるのを待つ)

どうか、1枚でも多くの写真が持ち主の手元に戻りますように。


会社関係の皆様、都合が合えば一度参加してみてください。

美丘

だいすきな石田衣良さんの「美丘」がドラマ化されるということで、
予約録画してまで張り切って観てみた。

うーーーん・・・

原作から拾ってきたエピソードを、ちゃちな台詞でつなげた感じ。
原作に忠実なことが必ずしもいいわけではないが、
原作を取り払って観たとしても、子供だましになってしまうだろう。


今日、アジカンを聴きながら原作の「美丘」を読んでいたら、
ふと、ゴッチと石田さんは似ているのではないかと思った。

今の世を憂う気持ちと、期待する気持ちと、言葉を大切にするところと。
「マジックディスク」を聴きながら読む「美丘」はなんだかすごくよかった。

そんなことをしていたら夜更かしモードになってしまった。
いかん、早起き計画が破たんしている・・・
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